メインビジュアル

大学文書館について

 

目的

 
 京都大学大学文書館(以下「当館」と表記)は、公文書等の管理に関する法律(公文書管理法)に基づく特定歴史公文書等その他の京都大学の歴史に係る各種の資料の収集、整理、保存、閲覧及び調査研究などを行うことを目的としています。 ここでいう「特定歴史公文書等」とは、①保存期間が満了した法人文書のうち歴史資料として重要なもので、国立公文書館等に移管されたもの、②法人や個人から国立公文書館等に移管されたもの、を指します。当館は、公文書管理法施行令により国立公文書館等としての指定を受けていますので、「特定歴史公文書等」の受入、管理、公開を行っています。 また、当館では刊行物など「特定歴史公文書等」以外の京都大学の歴史に係る資料の受入、管理、公開も併せて行っています。
ページの先頭へ
 

設置経緯

 
 当館は、2000年11月1日に設置されました。本格的な大学文書館としては日本で初めての組織です。設置の契機としては、以下の二点が挙げられます。 第一は2001年4月に施行された行政機関の保有する情報の公開に関する法律(情報公開法)です。情報公開法は、現用行政文書の厳密な管理と国民からの開示請求への対応などを定めた法律ですが、京都大学では現用文書だけでなく、保存期間が満了となった非現用文書の管理・公開も行う必要があるとの考えから、「大学公文書館」の設置が求められました。 第二は2001年3月に刊行が終了した『京都大学百年史』です。10年以上に及ぶ編集期間に蓄積された京都大学の歴史に係る貴重な資料を、散逸させることなく研究・教育に生かし、なおかつ大学の現在および将来を考える情報源として活用することが必要であるとの考えから、「文書館」の設置が求められました。 これら二点の契機から当館は設置に至りました(なお、設置の経緯の詳細については、西山伸「大学文書館設置の経緯」『京都大学大学文書館研究紀要』第1号、2002年、に記されています)。
ページの先頭へ
 

活動

 
 当館の活動は、①資料の受入・整理・公開、②調査研究活動、③広報教育活動、に分けることができます。 ①資料の受入・整理・公開 当館所蔵資料の根幹は、学内の事務本部・各部局が作成・収受し、歴史資料として重要なものと判断され当館に移管されてくる法人文書です。これらは、京都大学が歩んできた軌跡を最も系統的に示す資料であると言えます。同時に、卒業生や元教職員など京大に関わる個人やクラブ・サークルなどの団体所蔵の資料も、京大の歴史を語る貴重なものです。当館では、これらの資料を受け入れて「特定歴史公文書等」として整理、公開を行っています。 また、学内で発行される各種の刊行物(広報誌、入学案内、履修案内、点検評価報告書など)は、大学の現状を公的に示した資料ですから、これらをたどっていくことによって京都大学の歴史を分かりやすく見ていくことができます。当館では、こういった資料の受入・整理・公開も行っています。 ②調査研究活動 当館における調査研究活動は、アーカイヴズ論と大学史・高等教育史に分けることができます。当館の教員によるこれらの分野の研究成果は、京都大学大学文書館研究紀要をはじめ、各種の媒体を通して公開されています。 ③広報教育活動 当館は、百周年時計台記念館1階の歴史展示室で、常設展「京都大学の歴史」、常設展第三高等学校の歴史および企画展・テーマ展を制作・運営しています。 また、文書館を取り巻く状況や当館の活動を紹介する京都大学大学文書館だよりの刊行や、全学共通科目「京都大学の歴史」の開講のほか、年2回の新採用職員研修においても京都大学の歴史についての講義を実施しています。さらに、学内における様々な広報活動への協力や、京大の歴史などに関するレファレンス業務なども行っています。
ページの先頭へ
 

組織

 

館 長

伊藤 孝夫(Takao ITO)(兼任) 大学院法学研究科・法学部教授

運営協議会

大学文書館の管理運営に関する重要事項を審議します。 運営協議会は下記の協議員より構成されます。 総長が指名する理事 部局長 若干名 附属図書館長 館長 大学文書館の教授及び准教授 その他総長が必要と認める者若干名

教 員

教授 西山 伸(Shin NISHIYAMA)

専  攻:日本近代史
研究内容:近代日本における国家と大学
業  績
「「学徒出陣」研究序説」(辻本雅史編『知の伝達メディアの歴史研究 ”教育史像の再構築”』思文閣出版、2010年)
「京都大学における大学紛争」(『京都大学大学文書館研究紀要』第10号、2012年3月)
学校沿革史研究部会『学校沿革史の研究 大学編1 テーマ別比較分析』野間教育研究所紀要第53集、2013年〔共著〕

助教 冨永望(Nozomu TOMINAGA)

専  攻:日本近代史
研究内容:戦後日本政治史
業  績
『象徴天皇制の形成と定着』思文閣出版、2010年
「退位問題と新憲法」(古川隆久 森暢平 茶谷誠一編『「昭和天皇実録」講義 生涯と時代を読み解く』吉川弘文館、2015年)
「象徴天皇制の実相―『昭和天皇実録』を手がかりに―」(『二十世紀研究』第16号、2015年12月)

助教 元 ナミ(Nami WON)

専  攻:アーカイブズ学
研究内容:地方公文書館の設立と運営
業  績
「韓国と日本における地方記録物管理の現状とその比較―済州道の事例を中心に」(レコード・マネジメント記録管理学会誌No.65、2013年11月)
「イギリスの地方公文書館制度の発展」(レコード・マネジメント記録管理学会誌No.68、2015年3月)
「 韓国における地方公文書館設立の可能性とその意義―ソウル特別市の事例から―」(学習院大学人文科学論集24、2015年11月 )

助教 久保田裕次(Yuji KUBOTA)

専  攻:日本近現代史
研究内容:近代日本の対中国政策・近代日中関係史
業  績
「辛亥革命100年と日本近代史研究の現状と課題-政治史・外交史を中心にー」(『歴史科学』212号、2013年5月)
「辛亥革命」(簑原俊洋・奈良岡聰智編著『ハンドブック近代日本外交史』ミネルヴァ書房、2016年)
『対中借款の政治経済史-「開発」から二十一ヵ条要求へー』(名古屋大学出版会、2016年)
ページの先頭へ

関連規則

 
・京都大学大学文書館規程(PDF版) ・京都大学大学文書館利用等要項(PDF版
ページの先頭へ